そんな君だから
無茶苦茶にダサい君が
歌を歌い始めたんだ
楽器を持って私の前に座り込んで
夏の暑いこの部屋で
エアコンよりも扇風機が好きで
私は嫌なのにね
あなたのそばが大好きです
沢山が嫌いで、少しが大好きで
なにかに触れたい
それは、違うものかもしれないし
やるせなさを感じる夏は
本当は私を楽にしてくれるって
焼けた肌が素敵
海を眺める君は素敵
たまにはベタベタしようと言うけれど
いちゃつくわけじゃない
エアコン止めるんだ
そんな肌に触れてくる
そんな、君が私の前にいる
変な仲間とつるんでさ
そんな胸元の空いた浴衣を着てさ
イケメンでもないくせに
可愛い顔しやがって
いっつもダッサイセリフはいて
私を仲間に紹介して
笑われモノの君は
笑顔が本当に素敵で
かっこいいよりもダサいが似合ってて
かっこ悪いのに素敵でなところばかりで
惨めなのに笑顔が輝いて眩しくて
私がいればいいって毎日言ってくれて
特別な日じゃなくても
私を特別にしてくれて
わがままをそのまま返してきて
しょうがないなって折れるのは私で
このギターが君の大切で
私よりも大事で
でも、愛してるとは私に言ってきて
ギターには一緒に死のうねって言ってる
私がギター壊したら絶対って思う
隣にいてほしいから
ちょっと頭がおかしいくらいの
君が愛おしくて
そんな私も可笑しくて
笑い飛ばせるのは
私たちだけ
こんな形が好きなんだ
私しか見ないあなたと
あなたしか見ない私と
大事にギターを抱える君と
そんな君を横取りできない私と
私だけに
その愛が伝わればいい
だから、君が好きなんだ
レスなんて嫌だもん
君を毎日補充して
楽しんでいたい
辛いことは、君の胸元で全て流して
暑いよ
エアコンが嫌いなあなた
扇風機を付けて
私よりもギターを
大切にして
ダサいと似合うあなたに
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