過酷な運命~エピソードone
毎日どこかで誰かの運命が決まっていくこの世界でこの日、おそらく世界で一番過酷な運命に選ばれた少年と最強になるべくして生まれた少女が同時に産声を上げた。その二人に刻まれた紋章は、
どちらも見たことのない色だった。
白と金。伝のないその色に驚いたそれぞれの両親は、自分の子供が歩む運命を聞きに教会に足をはこんだ。教会の神父から御告げをうけた少女と少年の両親は、その少年が歩む運命の過酷さに涙し、その少女が歩む未来に歓喜した。
歴史上で一番過酷な運命を背負いし少年の名は
ブレン=サーグスト
歴史上最強になるべくして生まれた少女の名は
クローナ=ラーズベルト
正反対の運命を背負った少年と少女が出会う時
物語は動きだす。
ブレンは多数の高紋章(茶~黒)を排出した名門貴族サーベスト家の3男として生まれた。
姉が一人と兄が二人。姉は3歳上で長男は3
歳、次男とは2歳としが離れていた。
姉はサリナ銀、長男はアレン銀、次男はハード銀
とまさかの最高と言われている銀が三人
それに対しブレンは白その限界は1、、そのせいでブレンは兄弟からたくさんのいじめを受けた。
しかし、ブレンはやり返さずじっと耐えていた、
その態度に兄弟はさらにいじめを増やし、さらに
そんなブレンにサリナはよく近づくため、サリナが大好きな兄弟はさらにいじめを加えた。
そしてサリナが、8アレンが8、ハードが7、ブレンが5歳になったとき妹レーナが生まれた。
サリナを狙っていた兄弟は話し合いの末、アレンがサリナ、ハードがレーナを自分の物にすること
になった。
しかし、レーナは優しいブレンになついた。
怒り狂った兄弟はブレンをボコボコにした。
レベル以前に紋章の色により基礎能力に差がある
ためレベル1のブレンが50をすでに越えている
二人に勝てる訳などありえないのだ。
初めて悔しいと思ったブレンはその日からただひたすらに自分を鍛えるのだった。