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私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
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第七話 私、皆さんを覗きました。

う〜ん、なんか私、馬鹿にされてない?


今、私は魔王時代の世界から持ってきたスキルが使えるか確かめてる。

結果は使えるみたい。

ま、試せるのは一つだけで《時空間》ってスキルなんだけどね。


《魔王の契約》は私以外の存在が居ないと使えないし。


《物理の極み》と《魔法の極み》なんてスキルが使い放題って効果だし。


《再誕》なんて死ななきゃ確かめられないし論外だよ!


《時空間》の効果は空間と時間に干渉事が出来るんだよね。

干渉と言っても空間ごと切ったり時間を止めたりは出来なくて亜空間を作ったり、過去を見れるようになるんだよ。


その《時空間》を使って私が出て行った後の謁見の間を見たんだけどね。

視線を謁見の間に飛ばして私が出て行くまでの時間まで戻して見た。

例えて言えば監視カメラで見ている映像みたいな感じ。


ベルベゴートさんは私を貴族かなんかと勘違いしてたのは笑えたね!

いや、私も元魔王だから間違っては無いんだけど。


その後も私を持ち上げてたり非難してたり、私とは全く別の所の話題になってたり。


まったく、世界が変わっても人ってのは変わらないんだね。

日本の政治家や魔王時代の偉い人達も同じような光景を見たよ。


でも(まつりごと)なんて陰謀が渦巻く世界、こんな見え透いた悪意じゃ魔族を纏め上げた私にとっては軽い軽い!


本当の悪魔は笑顔で手駒にしようとするんだから。

私も操られそうになったからね!


だから今は気にしない。

でも何か、勇者生活を邪魔するような馬鹿が出たら。

その時は魔王の名に恥じない方法で潰す。


それだけは決めておこう。


さ、寝よ寝よ。

寝不足は肌に悪いし明日は朝が早そうだからね!


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