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私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
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第五十五話 私、魔力操作について話しました。

「ほぅ、魔力操作という技術なのか。」


あの後、どうやってオセロを出したのか聞かれた。

急に目の前にウォンバットさんが現れて肩を掴もうとしたから避けたよ。

目が血走ってたり息が荒かったから思わず本当の事を言っちゃったよ。

怖いよ。


コペル君と(しずか)にはルールを教えてるからゲームを始めてる。


「はい、体内の魔力を操作して好きなように使う技術です。

今回は魔力の物質化です。」


「シズク様、それはこの世界に無い技術でございます。」


「素晴らしい!!

素晴らしいぞ、君!!

魔力を自由に操作出来るなんて知らなかったぞ!

これを研究すれば・・・。」


え?

この世界には無かったの?


まぁ、異世界の技術が役立つって事でいいよね。


「他には何か出来ないのかね!?」


ウォンバットさんが凄い勢いで食い付いてくる。

あれ、これじゃ、レガリア師匠と同じようになるんじゃない?


「はい、いいですよ。

でも後でこの世界のスキルの事も教えて下さいよ。」


「勿論、勿論だとも!

うむ、異世界の知識を知れるとは中々有意義な時間になりそうだ!!」


ウォンバットさんってもしかしてオタク気質なのかな?

類は友を呼ぶって言うし。

魔法オタクかな。


「他にも身体強化をしたり、スキルの効果を増加させたりも出来ますよ。」


「身体強化にスキルの増強もかね!

詳しく教えてくれ!」


うん、オタクよりも研究者って言ってあげよう。


「身体強化は言葉の通りです。

魔力を体内で巡らせて一時的に身体の機能を向上させる事です。

スキルにも似たような物があると思います。

それと一緒に使えば相乗効果を発揮します。

スキルの増強も似たような物です。

既存のスキルに魔力を上乗せする事で通常よりも大きな力になるんです。

効果時間が伸びたり、威力が増したり出来ますよ。」


私の配下には全員これが出来るように仕立てた。

出来ると出来ないじゃ大違いだからね!


「凄い、凄いぞ!

しかしどうやって魔力を操るのだ?」


「体内の魔力を見極めるしかないですね。」


「そうなのか。

コツは何かあるのか?」


う〜ん、特訓方法も教えようかな?


「コツではありませんが手伝う事は出来ますよ。」


「ほぅ!

では今すぐに出来るのか?」


「はい、出来ますよ。」


「頼む!!

やってくれ!

どうすればいい?」


「ウォンバット様、先にシズク様にスキルや属性などを教えた方がよろしいのではございませんか?」


「あ、大丈夫ですよ、ヤハルさん。

すぐに終わりますから。

ウォンバットさん、今からあなたに私の魔力を流してあなたの魔力を動かします。

それを感じ取れば後はその感覚を覚えて自力で動かすだけです。

やりますか?」


「勿論、勿論だとも!

さぁ、やってくれたまえ!」


「では失礼します。」


そして私は手をウォンバットさんに向けてそこから魔力を出してウォンバットさんに注ぎ入れた。


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