第四十話 私、ゴブリンと魔王から覚えたスキルを確かめました。
よし、5000匹のゴブリンと魔王を配下にした事は置いといて覚えたスキルについて調べよう!
まずはあの子が新しく覚えた《狂人の宴》からだね。
確かどんな物でも食べれる様になるんだったかな。
例えば石や鉄みたいな無機質でも毒やカビ、腐った物でも食べられて平気でいられるスキルだったかな。
簡単に言うと何でも食べれます。
食べても体調を崩しません。
まぁ、サバイバルで役に立つよね。
最悪、土や木を食べていけるから。
後は王族とか欲しがるかもね。
毒を食べても平気なんだから毒味なんか必要なくなるし。
でもこのスキルは《再誕》みたいに自動で発動するから食材に毒があるかどうか確かめられないから嫌なんだよね。
他の人に毒味してもらおう。
後はゴブリンと魔王から覚えたスキルだね。
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【クラッシュ】レベル1
振り下ろし攻撃で物理属性の衝撃を与える。
Lvの上昇によって衝撃範囲が広がる。
【棍棒術】レベル1
棍棒での攻撃でダメージ補正が掛かる。
Lvの上昇によってダメージ補正の効果が上がる。
【スイング】レベル1
なぎ払い攻撃で物理属性の衝撃を与える。
Lvの上昇によって衝撃範囲が広がる。
【威嚇】レベル1
相手を威嚇する。
確率で怯みと素早さ低下を与える。
Lvの上昇によって怯みと素早さ低下にしやすくなる。
【突撃】レベル1
戦闘が始まる時に力強さと素早さが上昇する。
Lvの上昇によって力強さと素早さを上げる効果が上がる。
【眷属創造】レベル1
眷属を造る。
Lvの上昇によって眷属を造れる数が増える。
【気配遮断】レベル1
気配を遮断して見つかり難くする。
Lvの上昇によって気配遮断の効果が上がる。
【斧術】レベル1
斧での攻撃でダメージ補正が掛かる。
Lvの上昇によってダメージ補正の効果が上がる。
【リジェネート】レベル1
一定時間に最大体力値の一割が回復する。
Lvの上昇によって間隔が短くなる。
【九死一生】レベル1
体力値が0になった場合、少しだけ体力値が
残る。
Lvの上昇によって1日の発動数が増える。
【最後の一撃】レベル1
体力の全てを消費して強力な攻撃を放つ。
Lvの上昇によって範囲、攻撃力が上がる。
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なんか戦闘しか出来ないスキル構成だね。
多分【眷属創造】から魔王のスキルなんだろうけど正直言ってしょぼい。
多分、今まで隠れて眷属を造ってたんだろうね。
だからスキルもそんなに多くない。
凄いスキルもあるよ。
【リジェネート】は自動回復スキル。
【九死一生】は発動出来る回数は決まってるけど死なずに生き残れるスキル。
【最後の一撃】は 全力の自爆スキル。
上手く立ち回れば相手だけ消耗させる戦いも出来るからね。
隠れて眷属の数で攻めて見つかったら自爆して後は回避していくパターンと見たね。
ボスの戦い方とは思えないけどね
早速眷属を造ってみようかな?
私の配下とどう違うか気になるしね。
「【眷属創造】。」
おぉ、なんか黒い魔法陣が足元に展開されてその魔法陣から何かが出てきた。
「・・・。」
見た目は・・・裸の女の子だね。
私と同じように白い肌に黒い髪、黒い瞳の5歳ぐらいの女の子だね。
「こんにちは。
私は早乙女 雫。
君が私の眷属だよね。」
「・・・。」
返事が無い。
人に似てるけど話せないのかな?
ステータスは・・・見れないね。
私の配下ではないからかな?
じゃあ配下にしておこう。
私はその子の頭に手を乗せてみる。
「今から君を私の配下に入れるからね。」
「・・・。」
無反応だね。
じゃあ、遠慮無くやっちゃお。
「《魔王の契約》。」