第二百六十話 私、クッキングドールにジャムと名付けました。
今日の晩御飯はマグロのたたきだ!
うん、美味しいよね、マグロのたたき。
忍が生理だから、鉄分を取らないとね!
ほら、マグロって赤いじゃん。
鉄分が豊富そうでしょ。
今回はマグロのたたきをクッキングドールのジャムに作らせたよ。
あぁ、クッキングドールの名前をジャムにしたんだよ。
うん、甘そうな名前だね。
それで、なんでジャムに料理を任せてるかって?
理由は二つだね。
一つはジャムの方が料理が上手い。
私はゲームの知識でやってるからかある程度、食べれる物は作れる。
でもね、ジャムの料理は凄かった。
超一流のシェフが作ったと思える美味しさだった。
一度だけ、私の誕生日会にイタリアンの三ツ星レストランのシェフを呼び出してパスタを作ってもらったけど美味しかった。
そして、それを超える料理をジャムが作ったからね。
そりゃ、私だって美味しい料理が食べたいからね。
料理はジャムに任せるって決めた。
静と偲ぶが私の料理の方が良いって言ったら即、料理人に戻るけどね。
それともう一つの理由。
これはあれだよ。
魔王と双子の乱戦結果とドラゴンとクッキーゴーレムの命懸け鬼ごっこの様子を見に行きたかったからね。
ふふ、戦いを経験して新しいスキルを得るのはゴブリンと狼、不浄蟲の様子から分かってるからね。
それも、魔王と『創造神』の乱戦。
レアスキルの匂いがプンプンするね!
何度か《再誕》が発動した気配があるから何人か気が狂ってるかもしれないけど気にしない。
実験に犠牲は付き物ってね。
それに死から蘇ったからプラマイゼロだよね。
さて、世界を救う為のスキルを一つや二つを覚えてくれたかな。
あ、巨乳になるスキルならもっと嬉しいんだけどね。
う〜ん、乱戦で得そうにはないか。