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私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
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第二百四十五話 私、脳筋焼き菓子人形に驚きました。

私の暴走、作り過ぎた料理は全部完食されてた。


うん、途中で気が付いたんだ。

この量、食べきれないよねって。

張り切り過ぎて作り過ぎた。

しかし、おめでたい日に不足するよりは良いよね、という言い訳を考えながらみんなの居る部屋に入るとほぼ、空になったお皿が大量にあった。


「ぐふ。」


「ぅぅ。」


ポンポコリン状態で苦しげに呻いてるのウォンバットさんとヤハルさん。


「三人で分けましょう!」


「切り分けるのは任せて!」


『ここがいい。』


元気そうな(しずか)(しのぶ)、コペル君が最後に出したアイスケーキを切り分け食べてた。


「・・・」


ジェニファーちゃんはジンジャーマンクッキーをポリポリと無言で食べてた。


・・・うん、食べてくれたなら料理人冥利に尽きるね!

そう言えば、幾つかの料理はマグル教にお裾分けしたけど、大丈夫かな?


だって、結構な量を食べるテルさんは今や私が作った蟲の国に行ってるからね。

う〜ん、神界から現世に降臨してたから食欲によって来そうだね。


来なかったら大変な騒ぎになりそうだけどね。


その時はその時さ。

第一、私には関係が無いしね!


そう言えば、この世界で生理はどういう扱いなんだろうね?

ヤハルさんに聞いてみようかな?


「ヤハルさん、ちょっといいですか?」


「し、しばし、(いとま)を。」


う〜ん、今は無理そう、

食休みしないと話せそうに無いね。

私の配下になって体調は一定の基準を保てる訳だけど、直ぐに良くなる訳じゃないしね。


流石に致命傷とか致死毒なら早く治るように設定はしてるけど食べ過ぎは胃袋でゆっくり消化しないとね。

あ、胃袋以外でも消化されるんだっけ?


それじゃ、待つ間にさっきの命の宿った人形とジンジャーマンクッキーのスキルを確かめようかな!


そうそう、種族は『クッキングドール』と『クッキーゴーレム』だよ。

うん、ジンジャーマンクッキーはゴーレムに成ったらしい。

なんて脆そうなゴーレムなんだろうね。


ーーーーーーーーーー


【加熱】レベル1・アクティブ


対象に一定の熱を与える。

レベル上昇すると対象が焦げ過ぎ難くなる。


【冷却】レベル1・アクティブ


対象から一定の熱を奪う。

レベル上昇すると凍り付き難くなる。


【料理人の瞳】レベル1・パッシブ


食材の状態を見抜けるようになる。

レベル上昇によってさらに食材の状態を見抜けやすくなる。


【包丁捌き】レベル1・パッシブ


包丁の扱いが上手くなる。

レベル上昇によって包丁の扱いがさらに上手くなる。


【熟成】レベル1・アクティブ


食材の状態変化を進めさせる。

レベル上昇によって腐れ過ぎないようになる。


【超再構築】レベル1・パッシブ


身体が欠けた場合、元通りに直る。

レベル上昇によって直る早さが上がる。


【身骨粉砕】レベル1・パッシブ


身体が砕ける度に防御力が上昇する。

レベル最大になると身体が砕ける度に身体が少しだけ大きくなる。


【再起奮闘】レベル1・パッシブ


体力が0になった時、最大体力値の半分まで回復して復活する。

レベル最大になると復活する際に攻撃力が微上昇するようになる。


【属性無効】レベル1・パッシブ


物理に弱くなる代わりに属性攻撃を無効化する。

レベル最大になると受けた属性を無効化した後、その属性攻撃を一時的に行えるようになる。


【不退転】レベル1・パッシブ


状態異常にならなくなる。

レベル最大になると精神攻撃を防ぐ。


ーーーーーーーーーー


うん、料理に役立ちそうなスキルは『クッキングドール』のスキルなんだろうね。

分かり易くていいね!

私の持ってる【調理】を渡せば私の代わりに美味しく料理を作ってくれるかな?


そして後半。

何、この脳筋スキル。

壊れたら強くなるんだよ。

しかも、倒しても復活するし魔法攻撃を無力化する。

物理に弱くなるってデメリットも強くなって復活するんだからね。

しかも、状態異常にならないから止められない。

あんな可愛らしい、とは言い難いけど普通のクッキーと見分けられない姿なのにね。


これが『クッキーゴーレム』!

恐ろしいね!

能力値がオール1と凄く低いけどね。

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