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私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
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第二百四十二話 私、忍の成長を感じました。

【マイムパペット】で双子に教育係兼世話をする人形を与えた。

教育は武術と学問、後は洗脳、じゃなくて道徳などなど。


その隣の空間には廃人と化したメカルーネさんが人形に世話をされてる。

元気な双子を見てればいつかは正気に戻るでしょ。


私は一朝一夕で世界の滅びを回避する案が思い浮かぶハズも無く、現界のお城に帰った。


だけど、部屋には鉄の匂いが充満して驚いたよ。

部屋の匂いで起きたのか(しずか)はベットから降りて立ってた。


『おかあさん。』


「静!?

【聖浄化】!」


急いで静の身体を確かめたよ。

だって、寝間着のズボンが茶色く変色してたからね。

うん、怪我は無かった。

全くの無傷なツルプルモチ肌でした。

ズボンとパンツは新しく出して着替えさせたよ。


この部屋には《時空間》で結界を張ってるから外部の匂いが漏れてくる訳は無いからね。

必然的に静か(しのぶ)の血だと言うことになるんだけど。


消極的に忍の血だと言う事になる。

何処か怪我したのかな?


静も忍の方を指差してるし。

うん、よく見ると被ってるタオルも茶色く変色してる。


どうしたの?

静が寝返りで蹴って忍の足を折った?

でも、今まで静は寝返りしなかったし。

掻き毟り?

虫は何処から入ってきたの?


忍の状態を想像しながら恐る恐るタオルをめくってみると忍のズボンも血塗(ちまみ)れだった。


「忍!

大丈夫なの!?

【聖浄化】!」


服やベットに付いていた血糊が青白い光で綺麗に消えていく。

急いで血で汚れていた服を脱がす。

大量に血が出たみたいで上の服やシャツまで汚れてたからね。

・・・傷口は無いね。

う〜ん、私から送られる魔力で怪我を治してしまったみたいだね。

顔色はうん、幸せそうな寝顔だよ。

魔力で失った血も作られたようだね。


本当に何が起こったの?

忍の出生が関係してる?

こんな時こそ《時空間》の出番!

時間を遡って見ていこう!


・・・あ!

ウソ、え、本当なの!?


大量の血の出所。

それは忍の股からだった。

ちょっと空間を操って中を見たらグロい様子が見て取れた。


『おかあさん。』


「うん、静。

忍は大丈夫だよ。」


静が私の足に抱き付いて来た。

無言の私に不安を感じたみたいだ。

私は静の頭を軽く撫でる。

うん、私が落ち着かないとね。


忍は、月のアレが始まったみたい。


『おねぇちゃんは?』


「忍はね。

身体が女の子になったんだよ。」


思えば、娘達に性教育をしてなかった。

良い機会だね。

この際だから二人とも性や成長期について教えよう。

うん、忍が起きてからね。

まだ、ぐっすりと眠ってるもん。


私は静を落ち着かせてベットをもう一つ魔力で作りそこに横になった。


あぁ、生理用品を準備しないと。

お赤飯も炊かないと。

明日は忙しくなるぞ。

それにしても、忍がね。

うん、体型的には第二次成長期ぐらいだもんね。

精神的には幼いけど。

大体、一週間くらいだっけ?

生理痛とかがあるんだよね?

忍も不安がるかもしれない。

でも、忍の成長を目の当たりに出来たのは嬉しい。

私が責任を持って教育しないとね!


これが、嬉しい悲鳴ってヤツだね!

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