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私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
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第二百十六話 私、娘達が平和な1日を過ごしていました。

今日も赤髪女傑の格好に変装して孤児院で遊んでいた(しずか)(しのぶ)を迎えに行った。


今回は子供達全員でドッジボールをやってた。

最後の局面、スキル使い放題の静と忍の一騎打ちだった。


静の力任せの豪速球!

それは空気摩擦によって火の付いた火炎球だ!

その火炎豪速球が忍に当たったと思ったけどそのまま通り過ぎてしまった。

そう、忍の身体が蜃気楼のように揺らめいていた。

そして球が急に消えて静の背後、影から球が飛び出てきた!

それを静は裏拳で天高くあげた。


そして、何処からとも無く巨大な槌を思いっきり振り抜く。

それは丁度、球が落ちてきた時だった。

忍に近付く球はまた急に消え今度は忍の背後から真上に飛んでいった。


落ちてきた所をキャッチした忍は今度はゆっくりと球を投げる。

スローボールに警戒した静は拳を構えそして、打ち抜く!


玉は二人のどちらかが魔力で作った物なのかな。

火に包まれてもペチャンコにしても電撃を纏っても槍に突かれても壊れない。

はは、ドッジボールってこんな危険な遊びだっけ?


うん、静も忍もやりたい放題に暴れてるんだけど。

二人の応酬に観客と化した子供達が大歓声をあげてる。

これ、チーム戦なのに。

最強個人戦になってるよ。


なんか、コートの周囲には結界が何重にも張られていて安全は確保されてる。

二人共、周りを見れるようになって・・・え?

うん、破られる度に人形が【結界】を張ってた。


あ、転生者君が木陰で倒れてる。

また、娘達に絡んで返り討ちに遭ったんだね。


《時空間》で過去を見てみると予想通り静に執拗に絡んでた。

そこに静のお返しとして半ば本気のボディブローを一撃。

血の泡を吹いて倒れ伏した所を人形が回復させて木陰に引き摺る。


どうしよう、静が暴力ヒロインに目覚めつつあるよ!?

そしてノックアウトした転生者君に忍が追い討ちをかける。

具体的に言うと木陰で休んでる転生者君が目を覚める度に新しく手に入れた【影移動】で転生者君の近くに転移して【パラライズ】で抵抗力を奪って【スリープ】で眠らせるというコンボ技。

うん、忍は容赦無いね。

流石は元暗殺者で現くノ一(くのいち)だね。


うん、今日も平和な1日だったね。

よし、久し振りに晩御飯に餃子でも作ろうかな!

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