第ニ百五話 私、転生者のスキルを得ました。
祝、この国に居る人の全員を配下に加えました！
イェーイ、パチパチ！
そのままのハイテンションで【新月の10人】でナイトメアに成って転生者の夢に入り込みました。
ほら、徹夜明けとか変なテンションになっちゃうでしょ？
そのテンションで転生者の夢に入っちゃった。
思った通り、あの黒髪の男の子は転生者だったよ。
カマを掛けたりして色々と聞いてみたけど、地球での私の事は知らないみたい。
良かった良かった。
危うくあの子に心を喰い潰させる所だったよ。
さて、今回新しく手に入れたスキルは膨大な数だった。
正直、私も把握を仕切れてない。
もう、こんな情報量を私一人で処理が出来ないよ。
取り敢えずは、ここの地下牢の人と転生者のスキルを確かめよう。
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【加虐の趣】レベル１・パッシブ
相手の体力を減らす度に一時的に攻撃力が微上昇する。
レベル上昇によって持続効果が延びる。
【悪戯心】レベル１・パッシブ
嫌がらせをした相手の魔力を少し減少させる。
レベル上昇によって嫌がらせを思い付き易くなる。
【ヘッドヒット】レベル１・アクティブ
相手の頭を攻撃して確率で気絶させる。
レベル上昇によってスキル効果中の動作が速くなる。
【フリック】レベル１・アクティブ
素早く相手に攻撃する。
レベル上昇によって発動が素早くなる。
【ダブルアタック】レベル１・パッシブ
確率で追加攻撃が出る。
レベル上昇によって効果が発動する確率が上がる。
【ハウリング】レベル１・アクティブ
相手が詠唱中であればスキルを途中で中止させられる。
レベル最大になると魔攻力を下げる効果が加わる。
【ヘヴィアタック】レベル１・アクティブ
相手に重い一撃を与える。
レベル上昇によってスピードが遅くなる代わりに威力が上がる。
【異種化】レベル１・アクティブ
自身の身体を別の種族に変える。
レベル上昇によって能力値の加算量が増える。
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うんうん。
中々の収穫だね。
転生者のスキルは最後の一つ。
【異種化】なんてまた面白いスキルを持ってた。
・・・胸の大きい種族に成れば巨乳に成れるくね？
あぁ、他のスキルは内容を確かめて無いから一応、封印してる。
スキルに踊らされちゃ世話無いからね！
私も魔王時代に何度かスキルに踊らされたからね。
行動に関わったり、人格に関わったり、記憶に関わったりとね。
そして、この【異種化】もその類のスキルだと思える。
身体が変われば精神にも影響を及ぼすからね。
私はあの子が居るから狂ったりはしないだろうけど。
いや、元から狂ってるか。
それよりも、このスキルを使えば彼は狂うだろう。
狂った転生者ほど怖い者は居ないからね。
なんせ、神からチートな能力を与えられているからね。
しかも、その相手があのムラサキノダチだって言うし。
私を破滅に導かせた日本最古の女神。
滅ぼしたのにもう復活してたなんてね。
彼と嫌な縁を持ってしまったね。
