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私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
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第ニ百四話 私、転生者の夢に入りました。

なんだ、ここ?

暗い。

何も見えない。

周りに何かあるのか?


「やっほぉ!

元気ぃ?

転生者くぅん?」


誰か、居るのか?

ここは何処だ?

俺は何処に居るんだ?


「その問いに答えてあげよぅ!

ここはチミの夢の世界さぁ!

こっちが無理矢理チミの夢に入り込んでいるのさぁ!」


夢?

ん、転生者!?


「そぅ、探したよぉ?

チミは転生者って分かるかなぁ?

異世界で死んでぇ、この世界に来たんでしょぉ?」


俺は、今とは別の場所で確かに生きていた。

そして、気付けば森に居た。

教えてくれ!

この世界はどうなってるだ!?

化け物が居て聞いた事の無い言葉が有って。

もう、訳が分からないんだ!


「だぁかぁらぁ、ここは異世界なんだってばぁ!

チミの居た世界からこの世界に移動したのぉ。

その森に来る前に誰かに会ったとか無いのぉ?」


森に来る前に・・・!

そうだ、逃げていたら紫色の大きな女に会ったんだ。

なんであの事を忘れてたんだ?


「ふぅん。

ムラサキかぁ?

ねぇ、チミチミ。

その人、ムラサキノダチって名乗らなかったぁ?」


!?

あぁ、そうだ。

その名前の女だ。


「なぁるほどぉ!

そしたらチミは地球の日本から来た訳だねぇ。」


なんで、地球や日本の事を・・・

お前、あの女を知ってるのか?


「会った事はあるよぉ!

あの性悪女にはねぇ!

あと、日本の事も聞いてるよぉ。

知り合いに日本人が居るからねぇ。」


ほ、本当か!?

日本の奴が居るのか!?

頼む、俺に合わせてくれ!


「必死だねぇ。

でもざぁんねぇん。

その日本人はこの世界には居ないんだよぉ。」


そ、んな。

もう、死んじまった、って事なのか?


「まぁ、会わせられないけどぉ。

代わりにこの世界の事を色々と教えてあげるよぉ。

言葉とか文字とか文化とか分かんないでしょぉ?

代償は貰うけどねぇ!」


な!?

代償って何だよ!

いや、お前は何者なんだ!?


「それはひぃみぃつぅ!

さぁて、勉強の時間だよぉ!

チミが優秀な事を願ってるよぉ。」

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