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私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
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第ニ百三話 私、捕まってしまいました。

お城に入ろうとしたら止められました。

そして(しずか)(しのぶ)を誘拐した女として城の牢屋に連れ込まれてしまった。


最初は訳が分からなくてぶーぶー文句を言ってた。

そして気付いた。

私、変装した格好でお城に行ってたじゃん!

しかも影武者の人形がまだ健在してるからね。

そりゃ、勇者と名乗っても偽物扱いされちゃうよ。

どこを取っても私とバレない変装をしたからね。

まぁ、娘達の事は影武者である人形に任せよう。



さて、私が今回、初めて入った牢屋の説明をしよう!

階段を降りたから地下牢です。

扉は金属製で私が魔力で能力値を強化して無かったら開けられない。

壁や天井は土かな?


一部屋が幅2m、奥行き3m、高さ5mのちょっと狭いかなって思う。

窓は有るけど天井付近で縦5cm、横5cmぐらいの正方形。

外の景色は見えないね。

それが長い廊下を挟んで両側にあって廊下の奥まで続いてる。


臭いは酷い。

地面の湿った臭い、腐臭、鉄の臭い、酸っぱい臭い。

色々な臭いが複雑に混ざって呼吸する事すらも苦痛だね。

牢屋に入れられてとっさに【浄化】を使って綺麗にしたけど。

でも臭いが収まらない。

もう我慢が出来なくて牢屋全体に【浄化】をかけた。


う〜ん、まだ臭うね。

私、消臭スキルって持ってたっけ?

・・・【変幻自在】で鼻を消してみようかな。

あ、臭わない。


さっきの【浄化】の光で他の囚人が騒ぎ出したから《時空間》と【廃石の邪眼】を使って石像に変えた。

そのまま《魔王の契約》を使って配下に加える。

あぁ、《狂人の祟》も使ってるよ。

良い機会だからこの国に居る人を配下にして行こう。

《時空間》で人を探して極小の穴を開けて空間を繋げる。

次に魔力で操作した髪で《魔王の契約》を使っていく。

対象に触れてれば確実だからね。

髪の毛1本を身体の何処かに巻き付けたりすれば良いしね。


避けられたら契約を持ち掛ける。

元々、《魔王の契約》の効果は相手と契約を交わす為のスキルだからね。

そしてこの契約は私でも反故が出来ない特殊で特別な物なんだ。


配下に出来る原理も『私の配下に成る』代わりに『私からの恩恵を得る』って契約を強制的に結んでる。


え?

条件が曖昧じゃないかって?

・・・私にも効果があるからね。

どうにでも解釈出来るようにしてる。


まぁ、病気にならない、空腹にならない、怪我も治る、他にどんな効果があったっけ?

あ、スキルを与えたり封印したり、レベルを上げたりもしてるし契約に間違いは無いよね?

色々と利益は与えてるし大丈夫でしょ。


狼の魔王、ディアトロフとの契約もそうだね。

あの子と戦って勝てたら私と戦う。

負けたら私の事を主と認める。

という内容だったかな。


あぁ、転生者の夢に出ようと思ってたっけね。

思い立ったが吉日ってね!

国の掌握が終わったら夢に入ろうっと!

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