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私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
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第百八十話 私、大地震が起こったと思いました。

ゴオオオォォォッ!!!

ピシッバシッギギギッ!!!


(しずか)(しのぶ)と三人で寝てたら急にお腹の底から響く音と何かが割れて砕ける音が急に聞こえ始めた。


「え、地震?」


えっと、日本では余り珍しくない地震の感覚に襲われた。

いや、ここまで大きな地震は日本でも珍しいかな。


あ、この部屋には《時空間》で守ってるから揺れなんて感じないんだ。

だけど周囲の音は聞こえるようにしてるんだよ。

ノックの音とか聞こえるようにしてるからね。


『なに!?』


静はベッドから飛び起きてあまりを警戒してる。

初めての地震だからね。

そんなに警戒しなくてもこの部屋は大丈夫なんだけどね。


「ぅーん。

ぁ〜。」


忍は・・・寝てた。

口からヨダレを垂らして寝言か何か言ってすぐにまた寝ちゃった。

忍は忍で警戒心が無いね。

ちょっと私が心配になっちゃうよ。

寝込みを襲われても目が覚めないとかないよね?


タッタッタッ!


うん?

誰かが走ってくる足音が聞こえるね。

ドアの《時空間》を解いておこうかな。


「シズク様!

ご無事でしょうか!?」


ドアを開けたのは必死な形相のヤハルさんだった。

え?

なんでタオル一枚にナイトキャップだけなの?

いや、タオルじゃなくてバスローブなのかな?

・・・胸の膨らみが凄く気になるんですけど。

抱き着いたり触ったりして 隠れた敵だって知ってたけど実際に見てみるとね。

ショックが大きいな、アハハ、はぁ〜。


「はい、私達は大丈夫です。

ヤハルさん、さっきの地震は大きかったですね。」


「ジシンでございますか?

え、その子は誰でございましょく?

いえ、それよりもわたくしに着いて来て下さい!

先ほどの現象が原因不明なので安全な場所に案内をさせていただきます!!」


あれ?

地震が伝わらなかった?

もしかしてこの国は地震があまり無いのかな。

あー、そっか。

地震大国日本を基準にしたのが間違いであって本来はあまりない災害だったっけね。

地球の頃の外国には地震っていう災害を一生に一度も経験しない人の方が多いって聞いた事があるような気がするし。


それに本当は地震じゃなくて巨大な魔物の襲来とかかもしれないしね。

さっきの音は凄く大きかったからね。

魔物だとすると狼の魔王サイズの山よりも大きいな巨体かもしれない。


そんな魔物が暴れれば、まぁ大被害を被るだろうね。

この城が崩されたりしても私達は無事だけどその分死んじゃう人も出ちゃうだろうし。

まぁ、さっきの衝撃で運悪く死んじゃった人がいるかも知れない。


私の持ってないスキルを持った人も死んじゃうかもしれない。

う〜ん、早めに場内の人を配下にしておけば良かったかな。


「分かりました。

では着いて行きます。」


とりあえずはヤハルさんに着いて行かないとね。

怪我人とかを治したり建物を直したりと私に出来ることをやっちゃおうかな。


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