表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私、勇者として召喚されました  作者: 乙女の涙
15/276

第十五話 私、騎士に勝ちました。

私と木剣を持った騎士の方、アーゴさんと向かいあってます。

今、私はアーゴさんと試合をやります。

半径10メートルの円の中で試合をするそうです。

私とアーゴさんはその円の端の方で向かい合ってます。


アーゴさんは恰幅のいい方でウルーベルさんによると力が強いらしいです。

兜を取ったから顔も見れるけど、騎士より山賊っぽいよ!?

髭ともみあげがくっ付いてるから顔がヒゲモジャだよ!


パワーファイター型ですね!

なので攻撃は遅いけど一撃が重い。

当たったら私じゃ、ノックアウトだ。

鍔迫り合いも出来ないね。

当たったらだけど。


「始め!!」


「ウオォォォォ!!」


レガリアさんが試合の合図を出した。

アーゴさんも合図と共に鬨の声を上げ私の方に駆け寄って来た。


うん、遅い。

まるで魔王時代のオーク並の遅さだ。

あいつら、足が短いから遅かったんだよね。


アーゴさんの木剣が届く少し前の所で剣を振り上げてます。


一撃で決めるつもりなんだろうけど、そんなに遅くて大振りな攻撃じゃ避けるのは簡単だよ。


でも少し試したい事もあるから避けない。

剣を前方に構えて待つ。


アーゴさんが剣を振り下ろすのに合わせて剣を当てて全身を捻りながら流す。


「ぬぉ!?」


うん、成功。

私の頭目掛けて振り下ろされた剣は少しずれた所を通り過ぎた。


《受け流し》


剣のスキルの一つで相手の攻撃を流す。

そして相手の体勢を崩す。

魔王時代に何回も命を救ってくれたスキルの一つだ。

そしてその動作を覚えているスキルの一つ。


やっぱり、スキルが無くても体が覚えれてたら使えるみたい!


ただ、スキル補正は掛からないみたいだね。

今も手がジンジンと痛い。

本来なら衝撃の全てを流すからこんな事にはならないのに。


「とう!」


そして体勢を崩したアーゴさん腕を掴みながら下に潜り込んで背負い投げもどきをかまして円の外に出した。


私の勝利!!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ