第百三十話 私、孤児院の子供達を帰しました。
不浄蟲の魔王を泣かせた。
いやー、限界まで胸を小さくしてたら小学生ぐらいの背丈になった。
起きた不浄蟲の魔王は自分の手や足を見て泣いちゃった。
とりあえずいくつかのスキルも封じて蟲人の世界に送っといた。
サステラに事情を話したら快く引き受けてくれた。
幼い子供を保護したから預かって欲しいってね!
見た目はアルビノの子供っぽいしね。
あとは服とかも渡しといた。
あとは忘れてたけど孤児院の子供達も地上に帰さないとね。
孤児院は全部マグル教が管理していて孤児院自体は正常に動いてるからそこには干渉しない。
これが子供の売春や暗殺者の育成とかに利用されてたら潰してたけどね。
でも資金が足りなくて貧しい生活をしてるみたい。
だから永遠と水が出る『アリムの水差し』と食べたい物が出てくる『ボロスの手篭』を渡してっと。
もちろん神話を元にして作ったただの水差しと篭だけどね。
私の魔力で作られた水や食べ物が出るようにしてる。
クリア団の袋に似てるかな。
それの使い方を子供達に教えてそれぞれの孤児院に帰した。
もちろん、ブラック・マリアの衣装で会ったからね。
私に抜かりは無いよ。
正体はバラさないよ。
それで静と忍の元に帰ったら人形と一緒に狼に乗ってたり空を走ってたりしてた。
あれ?
二人とも人形と戦ってなかったっけ?
もしかして飽きたのかな?
まぁ、楽しんだならいいか。
「ほら、二人ともお城に帰るよ!」
『う、ん!』
「は〜い!」
二人の人形は亜空間に入れとこう。
そうだ!
帰る前にゴブリン達や狼達に不浄蟲をけしかけよう!
毒に関するスキルが手に入るかも!
「うん、揃ったね。
それじゃ《時空間》!」
うは、向こうから不浄蟲の群れが遠くから来てる。
行動早いね。
さぁ、ここが地獄絵になる前に帰ろう。
ゴブリン達には新しい武器や防具を置いていこう。
今度は特殊な物を置いてるからまた新しい術スキルを覚えて欲しいな。
狼の魔王は隔離しとこう。
まだ起きてもらっちゃ困るからね。
じゃ、バトルロワイヤルを楽しんでね。
私は晩御飯を作ろう。