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いそいそと

■6月11日


私は酒が強いわけではない。


体調の悪い時などは、3杯ほど飲んだところで真っ青になり、

タクシーで送られながら、

「大丈夫?」

「ええ、大丈夫です」

とニッコリ笑いながら、

「すいません、まったく大丈夫じゃありませんでした。運チャン、止めて。」

とやはりニッコリ笑いながら公衆トイレに駆け込んで吐いたあげく、


「吐くもん吐いたら、なんだか気分がよくなってきちゃいましたよ。

あら、どうしました?何か疲れてますね。どうです?

もう一軒いっちゃいます?いっちゃいましょうか、ウヘヘ」


と、以前の勤め先の上司に絡んだこともあったような気がするが、

都合の悪い事は忘れてしまうべきだ。


よし、忘れた。


そして今日もまた一度帰宅したにもかかわらず、友人からかかってきた電話を

これ幸いとばかりに誘っていそいそと出かけたわけである。


いそいそいそいそ。

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