NO TAITLE S
読書熱が高まり、文庫本を大人買いしてみた。
小説やらエッセイやら専門書やらなにやら。
ここ数年でホラーやミステリー、サスペンスなど所謂エンターテイメント的な小説以外を買うのは久しぶりだ。
理由はありきたりで、日々に追われゆっくりと読書する時間がなかったからである。
それと、本当はもう一つある。
言葉という知識に潰され、自分がなくなっていきそうで怖かったからだ。
埋まっていく他人の言葉、消えていく自分の言葉。
今はそんなことすらどうでもいいほどに、本が読みたい。
圧倒的な思想の渦に揺られたい。
そして言葉を紡ぎたい。
話は変わるが、本日をもって「敗北記」は終了とする。
実はだいぶん前から考えていたことだ。
理由はいたく簡単で、ズレが生じてきていたからだ。
以前に書いていた日記が内に向けた外だというのなら、この「敗北記」は外に向けた外であった。
以前の日記をやっている時に、
友人の一人が「心が痛かった」といった。
だったら一日のうち、楽しかった部分、テンションの高い時だけを切り取って日記を書いてみよう、と始めたのがこの「敗北記」である。
もちろんそれだけではない。
自分自身もまた、心のささくれだたないサイトが好きだからだ。
自分にもそんなサイトが作れるだろうか、という挑戦でもあった。
が「楽しいこと」にこだわるあまり、他の書きたい事がまったく書けなくなっていった。
それがズレ、だ。
近いうちに何かしらの形としてリニューアルしたいとは思う。
このまま続けていってもいいのだが、途中から明らかに文体やら日記の内容が変わるのもいまいち統一感がない。
予定は未定であってしかも俺様作業だからいつになるかわかんないんだけどねー、あははー。
と、この無駄にテンションが高いのも私である。
真面目に何かを考えている時があるのも私である。
それら全てを内包したものをリニューアル後にお届けしたいと思っている。
「敗北記」を消す予定はない。
自分の一部として残しておく予定である。
結局、私はエンターテイナーにはなりきれなかった。
だがこれぞまさに「敗北記」
いいオチである。
今までお付き合い頂いてありがとうございました。
リニューアルは正直分かりません。
今までのよう思い付きで短い話をあげていくかもしれません。
しないかもしれません。
どうなるかは分かりませんが、もし今後目にする機会がありましたらその時はよろしくお願い致します。
では!




