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苦渋の末に 2

怯える子兎である私が、

まさに清水の舞台から飛び降りるかの如き

覚悟をして行った歯医者だったが、


お盆休みだった。


その張り紙を見た時の私はといえば、

それはもう多幸感に包まれた最上級の微笑みを

ついつい浮かべてしまって、

その場を通った名も知らぬ人々はその笑顔を見て、

絶対に、それはもう確実に、散歩中の犬でさえ、

窓際で微睡む猫でさえ、

私に一目惚れをしたに違いない。

あぁ、またも罪もない人々を魅了してしまった。

罪な女、私。


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