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恋の罠  作者: 桜井雛乃
最後の戦い
63/81

徳川家康

「覚悟しろ、織田信長っ! お前を憎む奴は、儂以外にも大勢いる。儂一人じゃ勝てないとはいえ、皆で戦えばお前など怖くないっ!!」

 翌日、いきなり猿は叫んできやがった。猿の分際で、この俺様に向かって。何も出来ないクズプレイヤーを、この俺が拾ってやったって言うのに。確かに頑張ってはくれたが、光秀や蘭丸に比べれば能力なんて底辺も底辺。可哀想だから拾ってやっただけ。

 きっとNPCならスルーしていただろう。その程度の猿が、調子に乗ってこの俺に。調子に乗って、こんな事件まで起こして。許せない、後悔させてやる。ズタズタにして、死ぬより辛い目に遭わせてやる。

「……御免なさいっ」

 怒っていないで、冷静に警戒するべきだった。家康の小さな声が聞えたかと思うと、俺は背中を刺されていた。驚いて皆俺のところに寄って来てしまう。それよりも早く、逃げる家康を捕まえて欲しかった。

「だいじょーぶですか? 信長さん」

 涙目で蘭丸は俺を回復させてくれる。

「イエヤスもテキだったんだ」

 怒りを込めた目で、光秀は傷を癒してくれる。おかげで俺は元通り。

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