表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋の罠  作者: 桜井雛乃
本能寺の変
48/81

裏切りのとき 壱

「無理に決まってるじゃないですか。この僕が信長さんは守りますから」

 チガウ、チガウよ……。

「ボクに戦うつもりはナイ。どいて」

 ランマルアイテに、ボクは武器を取れはしなかった。デモランマルは、ボクをコロス気で掛かってクル。そして避け続けてたトキ、ボクラはログアウトされた。

「光秀、どうゆうつもりだ」

 ログアウトされたワケだから、目のマエのランマルはいなくなっていた。代わりに、ボクの目のマエにはノブナガが。

「チガウの、チガウんだよノブナガ。ボクには、戦うつもりなんてナイの。タダボクの部隊が、ノブナガのハタを掲げるヤツラに襲われたから……」

 ノブナガがソンなコトするワケない。ソレは分かってるケド、ノブナガに確かめようと思って。ダッテ可笑しいじゃん、ソンなの。

「それで、怒っちゃった訳? だがそれは、早く行ってくれないからだろ。いつまでもノロノロしてたら、いい加減猿が死んじまう。そう思って向かわせた」

 ソコまで聞いたジテンで、ボクはモウ走り出してしまっていた。ノブナガからコレ以上コトバを聞くのがイヤで、ボクは逃げてしまっていた。

 ノブナガ、ナンで~っ? ナミダでマエも見えなかった。デモボクは必死に走り続け、自分のヘヤでヒトリ泣き続けていた。ボクはオトコだから、モウ泣かないって決めたのに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ