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恋の罠  作者: 桜井雛乃
本能寺の変
46/81

選択をして 弐

「光秀様!!」

 ボクがランマルに怯えていると、後ろからオオきなコエが聞こえてキタ。

「チョットゴメン」

 どうしたんだろう。フシギに思って、ボクはコエがしたホウへ走って行った。

「お助け下さい。突然襲われたんです」

 ボクに必死に訴えるソノヒトは、見たカンジ疲れ切って死にそうなクライだった。隊長さん、だよねこのヒト。デモ襲われたって、ダレにだろう。

「分かった、ココにいて」

 カクニンしようと思い、ボクはボクの部隊に戻った。

「ウソ……」

 タタかっているアイテは、織田のハタを掲げている。

「ミンナ、イマタスケるカラ」

 戸惑いながらも、ボクのナカマをコウゲキするヤツラをボコボコにしてやった。

「光秀様、何があったのでしょうか」

 ソンなコト言われたって、ボクのホウが聞きたいクライだよ。

「ボクはノブナガのトコロに行くケド、ミンナもクル? マタ襲われちゃうし」

 ソウして、ボクの部隊はノブナガのトコロへと引き返した。

「大丈夫ですか?」

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