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終わりへと 弐
「光秀、蘭丸はああゆう奴なんだ。子供だから、そう見て貰えばいいさ。気にするんじゃないぞ」
時間になってログアウトされると、ノブナガはボクのアタマをポンポンしてくれた。ソウだよね。ボクはお兄ちゃんで、ランマルは子供なんだもん。
「ドウしてボクがソンな遠くにイクの? ソレはちょっと気に入らないな」
ワザと頬を膨らませて見せて、ノブナガに甘えてみた。ソレを楽しそうに笑い、ノブナガはシツモンにコタえてくれた。
「お前しか出来ない仕事だと思ったから。蘭丸は強いけど、蘭丸じゃあ無理だ。敵も殺さない、それが出来るのはお前だけなんだ。それに、お前くらいの速さが無ければ間に合わないさ」
ボクをホメてくれてるんだケド、デモボクはイヤなんだよ。ダッテノブナガと離れなきゃなんないんだよ? 少しのアイダではあるケドさ。
「そんなに嫌なのか? 俺に従いたくないんだったら、反乱でも起こせばいいじゃないか。なんてな」
反乱? イヤ、ダメだよ。




