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終わりへと 壱
「なあ光秀、悪いが猿を助けに行って貰っていいか? お前の強さを信じてるんだ」
戻ってキタノブナガは、ソンなイジワルなコトを言ってキタ。ヒデヨシはよく分かんないけど、遠くにいるんでしょ? ノブナガと離れ離れはイヤだよ。
「やっぱり信長さんは、僕と一緒にいてくれるんです。光秀さん、残念でしたね。備中まで行ってらっしゃいっ」
満面の笑みを浮かべて、ランマルはボクに手を振ってクル。ホントだ。ランマルはノブナガと一緒に、ソレなのにボクはソンな遠くまで……。
「了解です……」
イヤダケド、ノブナガが言うんダカラしょうがナイよね。うぅ、ム~カ~ツ~ク~。トクに、ニヤニヤとボクを見ているランマル! メッチャムカつくんダケド。
「光秀さん、信長さんに信頼されてるんですね。信長さんは光秀さんの強さを信じてくれてるんですから、頑張って来て下さいね。ごゆっくりどーぞ」
ナニがごユックリだよ! ゼッタイヤダもん、ソンなの。スグ来てヤル。




