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嫉妬になる前 弐
ヒトを見る目があるノブナガダカラ、ソウゆうヒトをイッパイ見つけてくれるんだ。デモあんまり優秀なヒトばっかりだと、ボクが目立てないんだよね。
「まあ、明日になりゃ会える筈だ。お前と蘭丸で力を合わせれば、倒せないものなんてないと思うぜ」
スゴイ大絶賛だね。他のヒトのトキは、ココまでホメなかったケド。ソンだけ優秀なヒトなんだよね。
「じゃあ、またアシタね」
そして翌日、待ちに待った放課後がやってクル。
「どーも、こんにちは。あなたが明智光秀さんですね?」
いきなりボクに話し掛けてキタ、コノ少年がランマルなんだね。
「そうだよ。キミはランマル? とってもツヨいって、ノブナガに聞いた」
ソレにしても、ボクより背が低いヒトが相手って斬新なカンジだね。
「そんなことありませんよ。信長さん、光秀さんのこと凄い褒めてました。あなたは、僕森蘭丸の憧れの存在です」
ホントにオトコなんだよね? そう思ってしまうホド、ランマルはカワイイ。




