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嫉妬になる前 壱
アタリマエだよ。スベテがノブナガのテキになろうとも、ボクダケはノブナガのトナリにいるんだ。
「そうだ、新しい仲間を捉まえたんだ。蘭丸って奴なんだけど、強くて可愛い奴だったぜ。明日お前にも紹介するよ」
ランマル? ツヨくてカワイイコナンダッタラ、ボク会うの楽しみだな。
「ボクがいない間に? イイナ~」
ハヤク会いたいよ。
「お前よりも小柄なんだけど、物凄い強い奴なんだ。さすがに、お前にゃあ敵わないだろうけどな」
ランマルのハナシを聞きながら、ボクたちはバッグを持って歩き出した。
「ふぅん。デモボクよりちっちゃいヒトが来てくれて、チョットウレしいかも」
ちっちゃいカラって、ミンナボクのコトバカにするんだもん。
「はっはっは、でも歳を考えよう。小学生プレイヤーらしいぜ」
……え? 小学生プレイヤーって、激レアもんじゃん。そりゃツヨいにキマってるよ。エラばれたヒトシカ、小学生は参加デキナイもん。
「スゴイじゃん。サスガだね」




