表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋の罠  作者: 桜井雛乃
豊臣秀吉の戦い
27/81

石山合戦 四

 必死に謝る長政殿の姿は、確かに裏切ったりしそうな人には見えない。

「俺もお前のことは気に入ってたし。あと市を悲しませたくないってのと、それと殺したくなんてないから。俺の天下は人々の血の先にはない。だから、さ」

 優しく微笑み掛ける信長様。この優しい信長様のお姿に儂は惚れたんだ……。

「ねえお兄ちゃん、光秀君大丈夫なの? あの子が強いのは知ってるし、あたしだって光秀君のおかげで助かった。でも浅井だけが相手なわけじゃないんだし。いくら光秀君とは言え、一人で戦える相手じゃないんじゃない? 数的にもさぁ」

 心配そうな顔をして、お市の方様は信長様にそう言う。とても心配そうな顔をなさっているお市の方様だが、娘たちのことは必死に笑わせようとしていた。

「心配するな。光秀は強い。誰よりも強い、何よりも強い。絶対に負けない」

 自信を持ってそう断言する信長様。しかしお市の方様は、まだ不安で仕方がないというような表情をしている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ