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恋の罠  作者: 桜井雛乃
豊臣秀吉の戦い
26/81

石山合戦 参

 悪くない? 明智殿、もう少し分かりやすくご説明頂けないのだろうか。

「ほう? で、どういうことなんだ」

 説明を求める信長様。

「無理なんです。父上の意見を僕が覆すことなんて、出来ないんです。だけど信長君、父上を殺さないで欲しい。父上にも信長君を裏切って欲しくなかった」

 じゃあつまり、長政殿は裏切りに反対してたってこと……か。

「ほう、分かった。市のこともあるし、俺も浅井と戦う気はなかった」

 おお、心優しい信長様のお言葉。

「ってことで、ボクに任せて欲しいワケよ。ナガマサが可哀想だから、アザイを滅ぼすけどダレも殺さない。そういう約束なんだ。ねえノブナガ、それでいい?」

 滅ぼすけど誰も殺さない? どうゆうことなんだ。

「ふん、いいだろう。それじゃ光秀、任せたぜ」

 しかし信長様は分かったらしい。

「それじゃ、も一回行って来る」

 ニッと笑った明智殿は、走り去っていってしまった。

「ありがとうございます! 信長君、本当に御免なさい」

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