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恋の罠  作者: 桜井雛乃
豊臣秀吉の戦い
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姉川の戦 四

「なあ猿、光秀の様子どう思う? いつもと違い過ぎる。何つーかさ、ちょっとヤル気過ぎて心配ってかさ。いや、光秀は優秀だから失敗とかもほぼしないんだけど。大丈夫かな」

 この信長様の心配そうなお顔、信長様は本当に明智殿のことを思っていらっしゃるのだな。それにしても確かに、明智殿の様子は異様とも言えるほどだった。やる気満々なのは、悪い事じゃあないんだが……。

「明智殿に限って、失敗などなさらないと思いますよ? 信長様、信じておりましょう」

 信長様は明智殿のことを信じている、それは分かっている。だからこそ信じて待っているように、念を押して言うのであった。言う必要のないこと、だからこそ……。

「ノ~ブ~ナ~ガ~、たっだいま~! んでさノブナガ、チョット思ったのと違ったよ」

 まだ数分しか経っていないであろうに(ゲーム内時間はもうちょっと経ったかな)、明智殿はもう帰って来たのであった。往復するだけでももっと時間はかかる。

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