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姉川の戦 壱
「浅井が? どうゆうことだ」
さすがの信長様も、驚きを隠せないご様子であった。お市の方様が嫁いでいるの同盟国の、浅井家が裏切ったらしいのだ。
「ノブナガ、これはサスガに退くしかないよ」
明智殿も驚き、そして暗い顔ながらも信長様にそう微笑んだ。
「俺を裏切るということがどうゆうことなのか、思い知らせてやろう」
……ここまでヤル気の、それも怒った信長様初めて見た。正直に言うと、恐ろしくて仕方がない。
「ソノ為にも、一旦帰ろ? 帰って準備をしてから、ノブナガを裏切ったんだから……」
そこまで言って、明智殿はニヤリと笑う。
「ソレ相応のバツを、与えないとダメだよね☆」
信長様とは違い満面の笑みを浮かべていた為、明智殿の方がむしろ恐ろしく見えるくらいであったかもしれない。
そしてこの人達の為にも、儂が時を稼がなければならないのだろう。儂が死んだって天下に支障はないのであろうが、この人達は天下の為に必ず必要な方々なのだから。




