表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
93/4289

におい。

 いつものバス停にて――


「ん~……クンクン」

 イブキが目の前に垂れ下った月夜のポニテに鼻を寄せクンカクンカした!?

「きゃ!? ちょ――なに匂ってんのイブキ」

「え~。だって月夜いいニオイさせってんだもん、これはかがなきゃっておもちゃって」

 月夜は嗅がれた髪の束を押さえながら、

「そ、それは夏場だもん。汗臭いって思われないためにヘアフレグランスとか付けないと」

「へ~そんなコトしてんだ」

「うん。ウチそ~いうアロマとか匂い系のやつ結構好きで割といっぱい持ってんだよ」

 そいうとカバンの中から液体の入った小瓶を取り出す。

「そんなにいっぱいあんの?」

「パルファム、オーデパルファム、オードトワレ、オーデコロンそれぞれ効果時間が違うから――たとえば」

「あ~いいや。聞いてもわっかんないし」

 そういうとイブキはピトっと月夜にくっつき。

「こ~やって月夜の匂いでいやされるからメンド~なせつめいはフヨ~」

「い、いや……こ、これはこれでウチが恥ずかしい……かも……」

 顔を真っ赤にしてうつむき加減でそんな事をいう月夜だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ