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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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きゃらくり。

いつものバス停にて――


「アメリカの刑務所で通貨の代わりにインスタントラ〜メンが使われてる? なにこれど〜ゆ〜意味だろ?」

グルメ系アプリの中にあった、そんな記事に首を傾げる月夜。


「刑務所の擬似通貨には『タバコ』や『切手』などがあるが、それらを追い抜いて即席ラ〜メンがナンバ〜ワンに輝いた! そうなんだ〜。アメリカの刑務所はここ数年で受刑者の数が増え、食事の質と量が低下してきている。そのため、おいしく、カロリーもあり日持ちもするインスタントラ〜メンに人気が集中したかぁ〜……なるほどね」

月夜がそんな風に感心してる隣では、


「ゲ〜ムでキャラクリしてるときにキャラのセ〜ベツはホンニンとおなじにするかベツにするかをアンケ〜トちょ〜さした結果――イブキさんはオトコにするけどなぁ〜」

イブキが結果を見る前にそんな事を呟く。


「そうなの?」

月夜が意外そうに聞き返してくる。


「そ〜だよ。あっ! アンケ〜トけっかはみんなホンニンとおなじってのが70パ〜セントだって」


「まぁ〜、そ〜でしょ〜ネ。ウチもそうするし」


「月夜も⁉︎」


「なによ? ウチが女の子キャラ使っちゃダメなの?」


「ダメじゃないけど……」

そこでイブキは言葉を切ると、


「ゴリラやクマがでるゲ〜ムってテッケンいがいあるのかな?」

そう首を捻るイブキに、


「なんで、ウチの性別がゴリラか熊にカテゴライズされてんのか、一回じっくり話し合う必要があるわね」

そういってバス停に手を伸ばす月夜だった。

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