とっぷし~くれっと。
いつものバス停にて――
「おぉ! シンガタのアイフォンのハッピョ~は9がつ7にちっ!! ことしもきたなぁ~……イブキさんもいけるコトならゲンチ――サンフランシスコにいきたよっ!!!」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、新型スマホの発表会を予想されるニュ~スにそんな事を言いながらテンションを高めていく。
「つ、ついに……あの今世紀最大の謎を発表するのかっ!?」
その隣では、イブキに負けず劣らずテンションを高めていく月夜がいた!
「なになにっ!? ケネディ~うったヒトでもハッピョ~されんの?」
月夜の雰囲気を察したイブキが問いかけてくる。
「もっとよ、もっと――」
月夜は頭を振ると、静かにそう答える。
「もっと!? なんだろ?」
イブキは腕組みをしながら、『う~ん……う~ん……』と頭を捻って考える。
「わからない? もしかしたら人類の歴史が変るかもよ」
「レキシかぁ~……あ~……もしかしてアレ? ウチュ~からつよいシンゴ~をジュシンしたとかゆ~」
イブキがもしかしたら人類よりも2段階も上にあるかもしれないと、話題になっている深宇宙からの信号のニュ~スを口にする。
「なにそれ?」
「ちがうのか~……もうっ! なんなの??」
「あのね――」
「うんうん」
月夜の雰囲気にイブキも緊張した面持ちで続きを待つ。
「KFCが長年秘密にしてきたチキンの秘伝スパイスレシピを――」
「えぇ……」
イブキがすっごい悟りきった表情になると、
「ど~でもいい」
そう言い放つのだった。




