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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
899/4319

ちゅ~ごくのぎじゅつ。

 いつものバス停にて――


「居酒屋のチェ~ン店が29日の『ニクの日』に『ごちそうビフテキ』が3倍のボリュ~ムで提供される『超ニクの日』が実施される――う~ん……3倍かぁ~……シャ~専用とか言わないよね?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に喰いつく!


「普段は1ポンド――450グラムのところ、『ニクの日』には3倍の2,9ポンド――約1,3キロのボリュ~ムで提供される――1,3キロっ!? いいじゃないっ!!!」

 月夜は某海賊漫画にでてくるようなデッカイ肉の塊を想像する。


「んふふふふふふ――いっぱい食べられる……」

 月夜が想像の世界に酔いしている隣では、


「チュ~ゴクでおどろきのたべものがハッケンされる?」

 イブキが同じくグルメ系アプリの中にあった、記事に衝撃を受ける。


「ね~ね~月夜」


「ん~?」

 ヨダレでマ~ライオンのようになっている月夜にスマホ画面を見せなが言う。


「みてよ! これチュ~ゴクのフライドチキンだって」


「なにこれっ!?」

 スマホ画面には一見、フツ~のフライドチキン――しかし、2枚目にはそのチキンの上の部分を齧った画像が――!


「フライドチキンなのに肉ないじゃん!」

 その月夜の言葉通り、衣のしたには肉も肉汁もなく真っ白な骨が見えていたっ!?


「これチキンじゃないよっ! フライドボ~ンだよっ!!」

 我が事のように怒りを顕わにする月夜。


「でもさ~これってつくるのギャクにギジュツいるよね~?」


「そんな技術いる~?」

 月夜が心底、不思議そうにそう言うのだった。

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