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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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まな~

 いつものバス停にて――


「ゴハンのマナ~にかんするツイ~トがワダイにっ!?」

 イブキがグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に首を傾げる。


「ゴハンっ!!」

 イブキの呟きに敏感な反応をする月夜。


「うん~……ニホンだとさ~コメつぶいっこのこさないのがマナ~なんだけど、ほかのクニじゃちがうの?」

 イブキが米国人との会話を綴ったモノをみながら、


「バイキングで一度に食べきれないほどの量をとった友人のアメリカ人に「そんなに食べきれる?」と聞いたところ「だってもう一度、取りに来るのめんどい」と返されたか~……これは個人の問題だと思うケド……国よっては、すっごい食べ散らかして『おいしくて夢中で食べました』ってするのがマナ~なとこもあるよ」


「へェ~……そなんだ~」

 イブキが感心したように頷く。


「他にもわざと皿に少しづつ残していくのがマナ~って国もあるんだよっ!」


「ふ~ん……」

 言いながら月夜をじっと見つめるイブキ。


「ん? なに??」


「いや……月夜にはすこしづつのこしていくとか、ムリなんだろな~って……」


「そ、そ~ね。ウチは日本人っぽい出された物は全部食べるのが合ってるな~」


「おさらまでなめまわしちゃうモンねっ!」


「そんな事した憶えないわよっ!」

 月夜が両手をあげて『むきー!』という字をバックに浮かべながら反論するのだった。

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