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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ひやし◯◯◯はじめました。

いつものバス停にて――


「さまざまなジュ〜キにタイオ〜かの〜なVRセンヨ〜ガンコントロ〜ラ〜?」

イブキがゲ〜ム情報の中にあった、そんな記事に興味を惹かる。


「ふむふみゅ〜……レ〜ザ〜ライフルのタメやチェ〜ン・ソ〜のシンド〜もリアルにさいげんっ! いいね〜イブキさん+チェ〜ン・ソ〜――ぜったいハ〜トをチョクゲキされるオトコのヒトいるよっ‼︎」

そんな1億二千万人中二人ぐらいしかいなそうな希少種を引き合いに出しながら、新型VRガンの仕様を読む。


「冷やしタヌキ始めました?」

そんなイブキの隣で月夜がなにかの記事を見ながら、首を傾げている。


「なんだろ? タヌキうどんを冷麺にしちゃったパタ〜ンかな?」

そんな事を言いながら、画像が読み込まれていくのを待つ。


「うわっ!」

と、喜びの混じった声を上げる月夜。


「なになに? ど〜したの?」

と、言いながら月夜のスマホ画面を覗き込むイブキ。


そこには――


どかの動物園の企画なのか、タライの中に一斗缶ほどの氷が置かれ、その氷を舐めたり、抱きついたりしてるタヌキ達の画像。


「なにこれっ⁉︎」

イブキも一目みるなりテンアゲになり、瞳を輝かせる!


「ど、動物園の企画なんだって……」


「そっか〜ザンネンだったねたべものじゃなくって」


「ま、ま〜ね」


「ハッ! このコたち、たべちゃダメだかんねっ‼︎」


「た、たべないわよっ‼︎」

食べ物系だと思ってた負い目もあって、そうドモりながら返す月夜だった。

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