表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
878/4320

くらっしゃ~

 いつものバス停にて――


「う~ん……」

 目の下にできた、ものすっごい隈をスマホの自撮り機能を鏡代わりに確認しながら、イブキがそんな声を洩らす。


「どしたの? またゲ~ムのやりすぎ?」

 月夜が余り心配してなそうな口調で、


「いや~……キノ~さ、おと~さんがレイトショ~でゴ〇ラみてきたんだけど……」


「あぁ……割と評判いいよね」


「うん。ゲキジョ~もほぼマンセキだったって――んでね、みてたらユイツ、ゴ〇ラにこわされてなかったヒトマルだったかな? そのセンシャがこわされちゃったんだって」


「ふ~ん……」

 月夜は興味なさそうにスマホ画面を見ながら、そう答える。


「でね、おと~さんってすっごいセンシャずきだからさ~」


「ふ~ん……そんなに戦車好きなの?」


「うん……カリョクエンシュ~のチュ~センにあったたトキなんて、テンアゲじょ~たいになってできないクセにバクチュ~してアシのユビのホネおちゃったのに――」


「うわっ! 逆にそこまで悲惨ね」


「でも、エンシュ~はみにいったんだよ」


「行ったんだっ!? その前に病院でしょっ!!」


「センシャがサイコ~のクスリだって」


「そこまで好きなモノに打ち込めるのにいい事(?)ね~」

 ものすっごい棒読み調でそういう月夜。


「だから、キノ~のよるはゴ〇ラにこわされちゃったのがよっぽどショックでヒトバンジュ~、イブキさんにセンシャのミリョクをかたってんだよ~……」


「それは災難だったわね~……あっ! 8月11日の山の日にロッテリアで山盛りポテトが半額になんだっ!!」

 月夜にとっては最初から最後までど~でもいい話しだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ