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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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よくぼ〜

いつものバス停にて――


「スマホユ〜ザ〜の5にんにヒトリがポケGoいれてんのかぁ〜」

イブキがゲ〜ム情報にあった、そんな記事を見ながら、


「オワコンオワコン、いわれててもやっぱしすっごいな」


「アイフォンで一億ダウンロ〜ド突破したんでしょ?」

呟きを聞き止めた月夜が口を挟んでくる。


「アンドロイドでも5000マンいったんだって」


「へぇ〜……ブ〜ムとはいえ素直に感心するレベルね」


「カキンのいちにちゴ〜ケイも1000マンらし〜よ」


「へぇ〜……意外に少ないのね」


「ドルだけどね」


「うへ!」


「ん?」


「1日1000万ドルって――毎日10億円はいってくるのよっ!」


「そんなにあってもつかききれないよ」


「ウチは――」

月夜の脳裏に様々な高級食材や、高く高く積まれた同人誌の列を想像する。


「う、ウチは使い切れるかも? じゅるり」


「すっごいタイキンだけど、なぜか月夜ならたべつくせそ〜なきがする……」

なぜだか納得してしまうイブキだった。

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