表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
871/4318

ないものはもめない!

 いつものバス停にて――


「はむはむはむ――」

 今日も茹る様な暑さの中で、両手にアメイカンドッグを持ち交互に口へと運ぶ。


「んふふふふふふ――」

 月夜は次はどっちにかぶりつこうかと、左右のアメリカンドッグに視線を走らせる。


「ミニストップのアメリカンドッグ今日まで安いのよね~。帰りにも買っていこ」

 そんな事を呟きながら、カリカリの外側とホクホクのウィンナ~を見詰める。


「このあっついのによくたべられるね~」

 スマホ片手に呆れ顔のイブキがそう言ってくる。


「え~! ミニストップってね、レジ注文はいってから最終加工するからおいし~んだよ!」


「いや……そんなコトきいてないし。おっ! ちかくにいるっ!!」

 そんな事を言いながらキョロキョロと挙動不審になるイブキ。


「またモンスタ~? 飽きないわね~……」

 そういう月夜は何かを思い出した表情になると、


「そういえば……」


「ん?」


「PokemonGoに夢中になってた女子高生が変質者に――あぁ~……その心配はないかぁ……」

 言いかけて途中でやめた月夜に、


「なになに? きになるよ~」


「ん~……PokemonGoに夢中になってた女子高生が変質者に襲われちゃったんだケド……アンタはへ~きかな~って」


「えぇ! イブキさんみたいにカワイイJKはタイヘンじゃない!!」


「被害者は胸を揉まれちゃったんだケド……ほら、いくらレベルの高い変質者でも無い存在モノは揉めないじゃない! だからへ~きよ」

 キッパリとそう言い切る月夜だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ