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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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おかわり。

いつものバス停にて――


「ぽけご〜プラスが9がつにエンキかぁ〜」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら洩らす。


「おっ! 『てのりファミコン』にタイコ〜して『てのりメガドライブ』がハンバイっ! う〜ん……ショ〜ジキ、スマホでエミュたいお〜にしてくてたほ〜がイブキさんてきにはうれし〜かな」

誰ともなくそんなリクエストをしながら、


「定食屋にある『ゴハンおかわり自由』にはどこまで限度があるか? かぁ〜」

月夜がそんなタイトルのスレッドを見ていた。


「そんなオミセに月夜がいったらサイゴのヒトツブまでたべらてちゃうね」

呟きを聞き止めたイブキが冗談交じりにそんな事を言ってくる。


「本来ならそうしたいトコだケド……やっぱし他のお客さんに迷惑かかるから〜」


「ホンライならそ〜しちゃうんだ……」


「このスレによると、3杯目はアウトっぽいのよね〜ドンブリならともかく茶碗で3杯かぁ〜……ちょっと物足んないかも?」


「ジュ〜ブンだとおもうよ……」


「あぁ〜どっかにウチの事を全部受け止めてくれる定食屋さんはいないのかしら?」

恋する乙女のような瞳でそういう月夜に、


「あっても月夜がいくコトでそこがなくなるとおもうよ」

その呟きも月夜の耳には届かなかった。

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