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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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げつまつ。

 いつものバス停にて――


「う~……いないなぁ~……」

 イブキがスマホ片手にベンチの下にもぐりこんでいる。


「月のパケットを使い切った後の対処かぁ~……」

 月夜がベンチの下から出てるイブキのお尻を見ながら、


「ウチも月末になると、苦しい時あるんだよな~……動画見てる比率にもよるんだケド……学校にWiFiがとんでればいいんだケドなぁ~……」

 パケット量6ギガ突破した通知メ~ルを恨めし気に見ながら、ぼやく月夜。


「やった~♪ Getぉ~」

 大型のスマホを両手でしっかりと持ったイブキが得意顔でそういう。


「アンタは通信量大丈夫なの?」


「ん?」


「ポケ〇ンってすっごく通信量かかるんでしょ?」


「わりとかかるね~」


「アンタもウチと同じように使ってから通信量ど~なの?」


「イブキさんはだいたい1ギガこえないよ」


「えっ!? そうなの?」


「そそ」


「でも、ウチとほぼおんなじ感じで使ってるよね?」


「それはね~」

 イブキは月夜のいつも立っている場所から少し離れたトコに行くと手招きする。


「ここならWiFiとどくんだよ」


「そなのっ!?」


「そそ。ほら、むかえににあるコンビニのやつがはいるんだよっ!」


「へぇ~……知らなかったっ!?」


「ガッコ~ではタンニンのアカウントでガッコ~のコ~シキのWiFiつかってる」

 いろいろ工夫してネット社会を乗り切ってるイブキだった。

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