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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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やせ〜の……

いつものバス停にて――


「ドラクエないでエンソクかぁ〜……。イブキさんもいまチュ〜ガクセ〜ならNコウとかシンガクさきにかんがえたんだけどなぁ〜……」

姿形が中学時代からまったく変化していないイブキがそんな事を呟く。


「つ〜しんせ〜いいよね! あさおきなくっともパソコンのでんげんつけとけばシュッセキだし、ウェブカメラの前にベンキョ〜してるパネルおいとけばサボっててもバレないし」

そんな事を言っているイブキの隣では、


「家に帰ったらダンス用のポールに野生のコアラがお出迎え!」

月夜が雑談ニュ〜スの中にあった、そんな珍ニュ〜スを開く。


「ねね――」

月夜が鉄の棒にしがみつくコアラの画像を見ていると、イブキ口を挟んでくる。


「ポ〜ルダンスってなになに?」


「ポ〜ルダンスってのは――」

月夜は辺りを見渡し――バス停を手に取ると、チアリ〜ディングのバトンのように軽快に振り回し。


「こ〜やって棒をつかって戦う格闘技の事よ」


「へェ〜。そんなんあるんだ〜」


「そそ」

ドスンと重い音とともにバス停を元のトコへ戻しながら、


「それの使う棒に野生のコアラがひっついてたんだって」

そういいながら、ポ〜ルダンスに使われる棒を登ろうとしてツルツル滑るコアラの動画を見せてくる。


「犬用の出入り口から侵入したんだって、オ〜ストラリアならではよね〜。あぁ〜ウチにもきてくんないかな〜」

楽しげにそう言う月夜に向かって、


「いたらど〜すんの? たべちゃうの?」


「た、食べないわよっ‼︎」

そう怒る月夜だった。

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