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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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36件目のブックマ~ク登録更新記念 ぞ~かんGo め~たんて~イブキ。

 いつものバス停にて――


「はぁ~……」

 先ほどまで、ウキウキワクワクといった様子でスマホを取り出し、少し操作した後にそんな風なタメ息を吐く月夜を見ながら、


『最近、月夜がおかしい』


 一週間ほど前だろうか――突然、嬉しそうな声を上げてスマホに喰いついたと思うと、その後、何回か同じようなニッコニコの表情でスマホ画面を見た後に今のようなタメ息を吐く事が多くなった。


「う~みゅ……」

 イブキはこのように生態行動が変化したJKに心当たりがあった!


『オスの存在である』


 …………

 ………………

 イブキは――イブキは――月夜の秘蔵本棚に溢れるBLグッズや、ちょっとした恐竜も養えるだろうぐらい食べ物が詰まった月夜専用の冷蔵庫を思い浮かべ――


「うん! ない!! ないない!!!」

 ハッキリと自信をもってそう言い切るイブキ。


「なにがないの?」

 隣にいた月夜が首を傾げながら、


「うん? んっとね……」

 イブキはどう説明したらいいか、悩んでから、


「月夜がさいきんスマホみてゲンキないからどしたのかな~って……」


「あぁ……きづいちゃったんだ……」

 月夜はスマホ画面を見せながら、


「実はね……アンタがまえにやってたネコをあつめるスマホアプリやってたんだケド……最近は全くこないの……一匹もよ……ウチそんなに動物に避けられちゃうのかなぁ~……」

 言いながら、タメ息とともにひどく落ち込んだ表情になる月夜。


「月夜……」

 イブキは自分のスマホ画面を見せながら、


「そのアプリいまバグでネコがやってこないジョ~タイになってんだよ」

 イブキが不具合の公式報告画面を見せながらそう言うのだった。

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