アイテムちょいす。
いつものバス停にて――
「う~みゅ……」
イブキがスマホでなにかを読みながら、いつになる真剣な表情をしている。
「ね~ね~月夜」
そのまま、隣で『全裸レストラン世界に広がる! ドイツでは全裸の客は全メミュ~食べほ~だい!!』といった記事を読みながら、食べほ~だい……でも裸かぁ~……いやいやでも、食べほ~だい……でも、さすがに裸は……と延々悩んでいた月夜に声をかける。
「むかしさぁ~ムジント~に1こっだけもっていくならなにがいい? とかってシツモンはやんなかった?」
「あ~……そういえば、そんな事、言ってた時期もあったわね~」
「さいきんじゃ、シュ~ショクのメンセツのときにもきかれるらし~よ」
「へぇ~……そうなんだ。ウチは釣り竿とか、あると食べ物を得るのが楽になる物かな~」
月夜が考えながらそんな事を言う。
「イブキさんはね~――」
「アンタはど~せゲ~ム機とかそんなんでしょ?」
言わなくてもわかるわといった様子でそう決めつける月夜に、
「ちがうよ~」
「へぇ~……じゃ、なんなの?」
少し興味をもった月夜に、
「T〇KIOかな? これがあればタイテ~のコトはなんとかなるよねっ!」
「それってアリなの?」
呆れ顔でそう疑問を口にしてしまう月夜だた。




