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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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むそ〜

いつものバス停にて――


「し、しまった……ウチとした事が……トンデモない事を……してしまった……」

まるで火サス殺人犯のような事を言いながら、グルメ系ニュ〜スを見ている月夜。


「ど〜したの? スイリをよみちがえたコ◯ンくんみたいなカオして」

隣で『手榴弾を近くに投げられた時の対処法』という記事を読んでいたイブキがそんな事を言う。


「選挙のね〜。投票済証をもって一風堂にいけば替え玉1円だったんだってっ!」

月夜が宝クジの当たり番号券を期日後に発見したかのような表情で、


「な〜んだ……」

イブキはそれだけ言うと、『手榴弾を〜』の続きを読み始める。


「もうっ! 手榴弾なんて近くに落ちたら投げ返せばいいじゃない!」


「じゃ、このバ〜イは?」

イブキが『山で熊に遭遇した場合の〜』といった別の記事をスマホ画面に映しながら、


「そんなのは――こう――」

月夜は実際に熊と向かい合ってるかのように中腰になり――


「熊が「がう!」って言いながら腕を振りかざしてくるのをヒラリと避けながら、片腕で首を極め! もう一方の腕の肘で頭蓋を粉砕するなり、脳に衝撃を与えて気絶させるなり好きな方を――」

月夜はまるで3メートルの熊がいるかのようにその場で実演してみせる。


「じゃあさ〜シン・ゴ◯ラが「あんぎゃ〜!」っておそいかかってきたら?」


「そん時はまず巨大化するじゃない」


「どうやってっ⁉︎」

月夜がいる限り地球は安全そうだった。

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