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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ふらいんぐぴざ。

 いつものバス停にて――


「イブキ、イブキ」

 スマホでおもしろいニュ~スを探していた二人――さきに声を上げたのは月夜の方だ。

「コレ見てよ! コレ、ホラ早く!!」

 余程の記事を見つけたのか興奮ぎみに隣に立つイブキの背をバンバンを遠慮容赦なしに叩く。

「イタい! イタいよ月夜」

 叩かれた箇所を摩りながらイブキが非難の感情の籠った視線を向ける。

「この前にアマゾンが無人機で品物を宅配っていうのがあったでしょ?」

「あ~あったね」

「ロシアじゃあの無人機でピザの配達してるみたいなんだよ!」

「…………へ~…………」

 イブキは心底ど~でもよさそうに応える。

「ちょ――なんでそんな淡泊な反応なの!? 空からピザだよ!」

「どっちかて~とイブキさんの今年度ど~でもいいニュ~スナンバ~ワンだよ」

「なんで!? なんでなんで――空から食べ降ってくんだよっ!! これは女子はもとより、全人類共通の夢なんだよっ!!!」

 必至に力説する月夜に――

「うん!」

「わかってくれた?」


「やっぱしど~でもいい」

 人によって情報の価値はそれぞれだな~っと感じたイブキだった。

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