じゅ~ねん。
いつものバス停にて――
「土用の丑の日に合わせて、ポテチの『うなぎの蒲焼味』が登場! コンビニでは18日から先行販売される!! いいじゃない!!!」
月夜がグルメ系ニュ~スの中にあった、そんな記事に心を踊らされる。
「こういう風変わりなのはコイケヤの専売特許だと思ってたケド、今回はカルビ~が作ったんだな~……ふ~ん……期待していいよね?」
記事の先を読み進めながら、そんな風に洩らす。
「おぉ!」
そんな月夜の隣でゲ~ム情報を読んでいたイブキが驚きの声を洩らす。
「サイコ~なんどをほこる『マインスイ~パ~2000』のマニアックモ~ドをジュ~ネンかけてクリアしたモサあらわるっ!! いいね~……いいよ~……こ~ゆ~コンキのあるヒトはクソゲハンタにむいてるよ。もしケソゲワ~ルドカップができたら、ぜひダイヒョ~ででてほし~よ」
「マインスイ~パ~でウィンドウズに付いてくるアレ?」
イブキの呟きを聞きとめた月夜が口を挟んでくる。
「そそ」
「あれってそんなに難しいの? なんか暇つぶしにやるモノだと思ってたケド……」
「68×68のマスのなかに777コのバクダンがしかけられてて、しかもサイゴのほ~はカンゼンなウンゲ~になるんだってさ」
「じゃ、攻略法なんてないじゃない」
「そうだよ」
「……それっておもしろいの?」
「アマいよ月夜。こんなんになればなるほどタッセ~したあとのタッセ~カンが――」
「ウチはその時間をもっと有効に使うケドね」
「まあ、フツ~のヒトそだね」
そこはアッサリと認めるイブキだった。」




