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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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たくはい。

 いつものバス停にて――


「月夜これ見てよ~」

「ん? えっと~……米アマゾンが配送に使う無人小型飛行機の屋外試験飛行を連邦航空局に申請?」

「そうだよ! そうなんだよ!! もしかしたらちかいしょ~らいにネットつ~はんした物が空からお届けとかになるかもしれないんだよ」

「あ~なるほど」

「2015年ぐらいには注文を受けて30分以内に空からお届け目指してるみたいなんだよ」

「は~そこまで便利になる時代がくるんだね~」

「さらに――さらに自社で配送を請け負うってコトはソウリョ~の値引きやソウリョ~無料になるかもしんないだよ!」

「でもさ――」

 空から物が降ってくるってだけでテンションMAXまで上がってるイブキに対して月夜は――

「やっぱし危険なんじゃない? ほら空からでしょ? 事故で下の通行人に当たったらやっぱし大怪我かサイアク死んじゃうんじゃないの? 部屋で寝てたら上から屋根を突き破って墜落してくる可能性もあるし――もし、もし。万が一にも――」

 月夜はいいにくそうにモゴモゴと口を動かす。

「なに? どったの?」

「……ん……いや……えっと……」

「なに? なに?」

「ほら……人に見られたくない品物とかさ……」

「あ~。たしかに……」

「でしょ~空から自分の名前いりの物品がバラバラバラバラ――と近所に絨毯爆撃されたと思うと――」

「うん! 空からのタクハイはダメだね!」

「そうだね! たとえタクハイ業者がインターホンを押して1分で去るとしてもウチは空から無人機で配達されるよりも――」

「うん! イブキさんも抱きマクラカバーを近所に投下されるぐらいなら1分で去る業者さんのほ~がいい!」

 イブキが拳を握り力説した。


 現在、認可が得られれば米国以外の各国でも積極的に導入していく方針のようです。ちなみに配達機はヘリコプターのような回転翼で時速80キロ以上で飛行可能なスペックのようです。

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