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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
823/4318

うま。

いつものバス停にて――


「う〜ん……バイハザのタイケンバン、いまだクリアしゃですかぁ〜……やっぱし、このル〜トしかないのかなぁ〜? しかもファミつぅ〜のインタビュ〜だとこのタイケンバンはカンセ〜ヒンとカンケイないっていってるし……」

イブキがいつも通り、情報アプリでゲ〜ム情報を見ながら、


「おっ! ヒ〜ロ〜ズ2はユミがキョ〜カされたのかぁ〜、ふむふみゅ……クリティカルりつがあがって、パッシブスキルの『カイシンのいちげきでMPかいふく』とアイショ〜がイイ……う〜んかえったら、ためしてみよっと」

イブキがそんな事を思っていると、


「馬っ⁉︎」

隣でスマホをイジっていた月夜がそんな声を上げる。


「アキバにあるステ〜キのタケルで食べれる馬肉ステ〜キが絶品っ! 馬かぁ〜馬どんな味がするんだろ〜」

月夜が味を想像していると、


「そ〜やってなんでもかんでもたべちゃうからド〜ブツさんにキラわれるんだよ」


「う〜ん……一回だけ! 一回だけならノ〜カンに――」


「なんないとおもうよ」

こうしてまた一種、嫌われてしまう月夜だった。

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