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うま。
いつものバス停にて――
「う〜ん……バイハザのタイケンバン、いまだクリアしゃですかぁ〜……やっぱし、このル〜トしかないのかなぁ〜? しかもファミつぅ〜のインタビュ〜だとこのタイケンバンはカンセ〜ヒンとカンケイないっていってるし……」
イブキがいつも通り、情報アプリでゲ〜ム情報を見ながら、
「おっ! ヒ〜ロ〜ズ2はユミがキョ〜カされたのかぁ〜、ふむふみゅ……クリティカルりつがあがって、パッシブスキルの『カイシンのいちげきでMPかいふく』とアイショ〜がイイ……う〜んかえったら、ためしてみよっと」
イブキがそんな事を思っていると、
「馬っ⁉︎」
隣でスマホをイジっていた月夜がそんな声を上げる。
「アキバにあるステ〜キのタケルで食べれる馬肉ステ〜キが絶品っ! 馬かぁ〜馬どんな味がするんだろ〜」
月夜が味を想像していると、
「そ〜やってなんでもかんでもたべちゃうからド〜ブツさんにキラわれるんだよ」
「う〜ん……一回だけ! 一回だけならノ〜カンに――」
「なんないとおもうよ」
こうしてまた一種、嫌われてしまう月夜だった。




