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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ぬこびん。

いつものバス停にて――


「7がつ31にちファミコンのニュ〜ソフトがはんばい?」

イブキがゲ〜ム情報の中にあった、そんな記事に首を傾げる。


「キラキラスタ〜ナイトDX――うえからふってくるホシをジカンないにあつめるとステ〜ジクリアかぁ〜……ファミコンだしシンプルなナイヨ〜だなぁ〜」

そんな事を呟くイブキの隣では、


「アマゾンで猫が買えるっ⁉︎」

月夜が「飼い主のベッドで幸せそうに寝る犬」や「子猫が飼い主を見上げたまま眠る」などの動物情報の中にあった、記事のタイトルを読み上げる。


「アマゾンでネコさんかえるの?」

月夜の声にイブキが聞き返してくる。


「ほら」

そう言いながらスマホ画面を見せる。


そこには――


アマゾンの箱にはいった猫が写っていた。


「ホントだっ!」


「でもね〜」

そういいながらアマゾンの公式アカウントツイッターで。


『当サイトでは、ねこ様は取り扱ってございません。いま一度ご確認を』

というだった。


「ネコさんうってないのかぁ〜」


「――で、確認したら商品開封の祭に入れ替わったみたいよ」

そう言いながら、公式ツイッターの続報を見せる。


『開封時に入れ替わった場合は当サイトで対応する事ができません。お客様の手で末長く幸せにしてあげてくださいますようお願いいたします』


「――だって。いい対応よね」

月夜が感心しながら、


「でも、いいヒトのトコだったからよかったけど、月夜のトコだったら……このネコさんいまごろ……」

そう言いながら月夜のお腹の辺りに視線を送る。


「た、食べないわよっ! 失礼ねっ‼︎」

さすがにそう言って怒る月夜だった。

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