どんっ!
いつものバス停にて――
「ドラちゃんのド~グの『たずねびとステッキ』をジシュセ~サク?」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スにあった、そんな記事に興味を持つ。
「カサにGPSセンサ~とジキセンサ~をナイゾ~して、モクテキのホ~ガクへとたおれるようなしかけかぁ~……イイネ! こ~ゆ~ロマンのかたまりみたいなモノ!! イブキさんすきだなっ!!!」
イブキが興奮し、瞳を輝かせながら記事を読むイブキ。
「きたわっ!」
月夜が握り拳をしながら、そんな事を叫ぶ!
「4カ月ぶりにステ~キのどんでステ~キ食べ放題っ! 行かなくっちゃ!!」
「そんなヒッシのケツイをするほどのコト?」
イブキが呆れ顔でそう言ってくる。
「もちろんよっ! 食べほ~だいよっ! たっべほ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~だっい!!!」
そういって『ズイッ!』と距離を詰めてくる月夜に前回の食べ放題に付き合った時の記憶が思い起こされる。
「う~……」
肉をいっぱい食べると乳牛のようにオッパイがおっきくなる、という月夜の言葉に騙されて口いっぱいに肉を詰め込んだまま引っくり返ったイブキ。
「イブキさんはエンリョしとく……」
「あら? いいの? 肉いっぱい食べたら背が伸び――」
「いぐ!!!!」
こうして今度は3枚のステ~キを口に詰め込んで引っくり返るイブキだった。




